とにかく現場へ……
私たちにも地球にできることがある。
地球温暖化や生物多様性の問題が叫ばれるいま、環境への人々の関心が少しずつ高まりつつあります。しかし、地球環境はむしろ厳しさを増しているのが現状です。
西表島のサンゴの海にすむカクレクマノミ。水温が30度にまで上昇するとサンゴ礁は生存の危機に直面する
私たちはそうした現実を理解し、何かの行動に移していかなければなりません。便利で快適になりすぎた人間のライフスタイルをほんの少し考え直したり、自然保護のために募金をするなど、できることは身近にあります。
もしこのまま、私たちが何もしなければ人類は滅び、地球というひとつの生命体も深刻な病にかかるしょう。
ジャングルが伐採されて油ヤシのプランテーションと化したボルネオ島サンダカン周辺
地球の悲痛な声を、次は北極圏で記録したい。
私はこれまでの取材で、温暖化のセンサーともいえるオホーツク海の流氷の衰退を、目の当たりにしてきました。そのため、オホーツク海の流氷上で産まれるアザラシの赤ちゃんのゆりかごが、とても危うい状況になっています。
一方、東南アジアのボルネオ島では、私たちが暮らしのなかで消費するパームオイルを増産するため、熱帯雨林のジャングルが油ヤシのプランテーションに急激に姿を変えています。そのため、ジャングルで暮らしていたオランウータンやボルネオゾウは、絶滅の危険が増しています。
さらに、沖縄の西表島周辺の実に美しいサンゴ礁は、海水温の少しの上昇で死滅の危機に直面したり、北極圏では温暖化による氷の縮小でホッキョクグマの絶滅が40年後ともいわれています。私はこれからもそうした地域の取材を続け、実情を記録したいと計画しています。
現状を知らなければ何も始まらない。
ほとんどの人の目に触れないまま、知られることなく失われていく生命。このままでは地球は絶滅種だらけとなり、人間にも同じ危機が訪れるでしょう。
私は、私たちが守らなければならない生命、それらを守るために懸命に活動する人の姿を広く人々に伝えることを使命とし、出版や講演、展示など様々な活動を展開していきます。
寺沢孝毅は、地球環境の現状を取材し、自然の生命(いのち)のすばらしさを伝えるため、守りたい生命プロジェクト有限責任事業組合を2009年、設立しました。有限会社ネイチャーライヴはプロジェクト本部です。
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